闇バイトで現金を不正引き出しか 窃盗容疑で3人再逮捕 神奈川

不正に入手したキャッシュカードで現金を引き出したとして、神奈川県警は1日、東京都葛飾区小菅4の団体職員、金子正明被告(42)=窃盗罪で起訴=と、ベトナム国籍で元技能実習生の20代の男女2人を窃盗容疑で再逮捕した。県警は3人が闇バイトに応募し、約130人分の口座から、特殊詐欺の被害金計約1億円を不正に引き出したとみている。 3人の再逮捕容疑は6月4日と9日、横浜市都筑区の鉄道駅など7カ所のATM(現金自動受払機)で、他人名義のキャッシュカード8枚を使い、11回にわたり現金計約330万円を引き出したとしている。金子容疑者は黙秘し、他2人は容疑を認めているという。 県警サイバー犯罪捜査課によると、金子容疑者はベトナムからの技能実習生の受け入れを担う監理団体に勤めていた。3人はフェイスブックで不法滞在者向けの闇バイトに応募。秘匿性の高い通信アプリを使い、ベトナム語で現金引き出しを指示されていたという。【清水夏妃】

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