知人女性宅の玄関前に軽油をまき、放火したとして大阪府警捜査1課は6日、現住建造物等放火未遂の疑いで大阪府柏原市大県の会社員、田中勇一容疑者(42)を逮捕した。田中容疑者は「少し前まで女性に好意を抱いていたが、放火なんかしていない」と供述し、容疑を否認している。府警は田中容疑者が女性に一方的な恋愛感情を抱いていたとみて、詳しい経緯を調べている。 逮捕容疑は8月19日午前0時~午前0時10分ごろ、20代女性と交際相手の30代男性が同居する大阪府内の集合住宅の一室の玄関扉付近に軽油をまき、建物を燃やそうとしたとしている。 府警によると、田中容疑者は実際に何らかの方法で火をつけ、この部屋のインターホンを焼いたが、建物には燃え移らなかったという。けが人はいなかった。 捜査1課によると、田中容疑者は女性と1年半ごろ前から面識があったという。事件当時、女性は外出中で室内には男性がいた。玄関を無理やり開けようとする物音が聞こえ、確認したところ、インターホンが燃やされていることに気づき110番した。