浜松市中央区に住んでいた無職の男性を殺害したとして、息子夫婦が再逮捕されました。 殺人容疑で再逮捕されたのは浜松市中央区雄踏町宇布見に住む無職の男(27)と妻でフィリピン国籍の女(29)です。 2人は7月31日、浜松市中央区篠原町に住んでいた男の父で無職の男性(当時75)を殺害した疑いが持たれています。 警察によると、殺害現場は男性が住んでいた自宅と見られていますが、方法や手段などは明らかにしていません。 事件は8月16日、男性の友人が「しばらく連絡が取れない」と男性の親族を介して警察に伝えたことで発覚し、10月28日に浜松市浜名区内で遺体が見つかっていました。 男性は4月7日、浜松西警察署に「身に覚えのない金の引き出しがある」と相談し、7月1日にも同様の被害を訴えていて、その後、同月31日になって警察から息子である男が関与した可能性について伝えられると「一度家族で話し合う」と帰宅していて、ほどなくして殺害されたと見られています。 警察は「危険性や切迫性は認められず正当だった。当時、トラブルなども把握していなかった」と話しています。 男と妻の女は男性の遺体を遺棄したとして11月11日に逮捕されているほか、男については9月3日、男性のキャッシュカードを不正に入手し、ATMを使って約75万円を引き出した窃盗の疑いでも逮捕されています。