「その警察官、ホンモノ?」ニセ電話詐欺の手口を数分でリアル体験 縦型ショートドラマを制作 県内では前年上回る深刻被害に 福岡

ニセ電話詐欺の被害が福岡県内で急増する中、特に多い「ニセ警察官」の手口をリアルに体験できる「縦型ショートドラマ」を県が制作しました。 ショートドラマのタイトルは「FAKE POLICE OFFICER~その警察官、ホンモノですか?~」で、前後編それぞれ3分ほどの動画です。 ショートドラマでは、携帯電話に通信会社を名乗る女から着信があった後、「警視庁捜査2課の青木」を名乗る男に代わり、男が「あなたがマネーロンダリングに加担したのではないかと容疑がかかっている」「逮捕状が出ている」などと言ってSNSのビデオ通話に誘導します。 そして制服姿のニセ警察官が登場し、威圧的な口調で指定口座に預金残高をすべて振り込むように指示するなど、警察官をかたるニセ電話詐欺の手口をリアルに体験できる内容になっています。 県によりますと、県内のニセ電話詐欺の被害は2025年10月末で認知件数1075件、被害額は約45億円とすでに前年1年間を上回っています。 ショートドラマはインターネットの「福岡県ニセ電話詐欺対策サイト」で見ることができ、県はこうしたショートドラマなどを通じてニセ電話詐欺のさまざまな手口を知り対策に役立ててほしいとしています。

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