事故対応中に警察車両盗まれる 「乗り心地良さそう」窃盗容疑で男逮捕 鈴鹿・三重

【鈴鹿】事故対応中の警察車両を盗んだとして、三重県警鈴鹿署は2日、窃盗(自動車盗)の疑いで、伊賀市三田、無職太田陽一郎容疑者(44)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後零時40分ごろ、鈴鹿市庄野羽山四丁目の商業施設駐車場で、事故の対応をしていたワンボックスの交通事故処理車1台(時価45万円相当)を盗んだ疑い。 同署によると、駐車場で車同士の事故があり、事故処理車1台とパトカー2台、計7人の署員が対応に当たっていた。事故処理車は5メートルほど離れて停車し、無施錠でエンジンがかかったままだったという。 車が盗まれたことに気付いた署員がパトカーで約5分追跡。国道1号の交差点で停止したところで、太田容疑者を逮捕した。 太田容疑者は「乗り心地が良さそうと思って盗み、自宅に戻ろうとしていた」と容疑を認めている。呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、同署は道交法違反(酒気帯び運転)容疑も視野に捜査している。 中村哲也副署長は「事実関係を調査し、盗難防止の対策に努めたい」とコメントした。

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