路上で男性の背中を刃物で刺したとして、岩手県警北上署は2日、同県北上市の男子中学生（15）を殺人未遂容疑で逮捕し、発表した。男性は重傷だが、命に別条はなく、中学生について「面識はない」と話しているという。 署によると、中学生は同日午前2時半ごろ、北上市内の路上で、同県釜石市の男性会社員（36）を後ろから刃物で刺し、殺害しようとした疑いがある。中学生は刺したことを認め、動機について「話したくない」と供述しているという。 同日朝、「息子が事件を起こしたようだ」と中学生の家族から署に連絡があった。中学生は軽いけがをしており、署は凶器とみられる刃物を押収した。（坂田達郎）