韓国・尹大統領が弾劾審判出席へ 拘置所から連行は拒否

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弁護人は20日夜、憲法裁判所で21日に開かれる弾劾審判に大統領本人が出席すると明らかにしました。 「非常戒厳」を宣言した尹大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する憲法裁判所の弾劾審判は、1月から本格的な審理が始まっています。 尹大統領はこれまで全ての期日に欠席していましたが、大統領側の弁護士は20日夜、尹大統領本人が21日の弁論に出席する予定だと明らかにしました。 合同捜査本部は20日、取り調べに応じない尹大統領を拘置所から強制的に連行しようと試みましたが拒否されていて、尹大統領の発言に注目が集まります。 こうした中、19日、ソウルの裁判所では尹大統領の逮捕に反発した支持者らが建物に侵入したり、警察官に暴行したりするなど、これまでに90人が拘束されました。 韓国メディアによりますと、この騒動で警察官51人が負傷し、そのうち7人が重傷を負っています。 また、取材中の記者が暴行を受けたり放送用の機材が破壊されたりする被害も出ていて、衝撃が広がっています。

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