【独自】「早よ出て行けよ アホちゃうか」暴言繰り返されうつ病に…女性が恐怖語る 逮捕された男は容疑否認

2年以上にわたり、近所の女性に対し「殺すぞ」などと暴言を吐き、うつ状態にさせたとして79歳の男が逮捕されました。1日30回にも及んだという嫌がらせ。被害にあった女性が恐怖を語りました。 「早よ出ていけよー」 これは、被害にあった女性が記録していた音声です。 傷害の疑いで逮捕、送検されたのは、奈良県斑鳩町に住む無職の畑野皎洋容疑者(79)。畑野容疑者は、今年9月までの2年以上にわたり、近所に住む50代の女性やその家族に対して暴言を吐き、女性をうつ状態にさせた疑いが持たれています。 被害者の女性 「『邪魔や』とか、『うるさい』とか、とにかく『アホ嫁』っていうのは、もうすごい何回も呼ばれるようになって。『殺すぞ』とか『家燃やすぞ』とか、だんだん、怖いほうに言葉が変わっていった」 女性は、26年前に今の家に引っ越して来たといい、当初、畑野容疑者と家族ぐるみの付き合いもあったということです。しかし、13年ほど前、顔を合わせると暴言を吐かれるように。その後、エスカレートし、一昨年からは女性を見張り、姿を見つけては暴言を浴びせるようになったということです。 「おい、はよ出て行けよ。もう」「はよ帰れよ。アホちゃうか」 被害者の女性 「本当に何もわからないんですよ。その原因っていうのは。奥さんが亡くなられて(それ以降)お付き合いないですし、挨拶もしてませんし」 被害は、多い時には1日30回に及びました。 被害者の女性 「だんだん家の中にいても呼ばれるようになって。 朝4時台とかに、『早よ起きろ』と言われたりとか。ずっと、見てはる感じなんですよ。監視しているというか、2階からカメラを持って、撮っている時もあったし」 女性は警察にも相談し、警察は何度も畑野容疑者に嫌がらせをやめるよう勧告しましたが、暴言は続きました。 また、何者かによって、女性の悪口が書かれた紙などがポストに入れられたり、敷地内に置かれていたりすることもあったということです。 被害者の女性 「人が怖いっていうのは初めてだったんで。微熱が止まらなかったり、幻聴が聞こえたり、こうやって勝手に涙が出るんですよ」 女性は今年10月、病院を受診し、うつ状態であると診断を受けました。 畑野容疑者は、調べに対し、「事実については、意味が分かりません」と容疑を否認していて、警察は詳しい経緯を調べています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加