東国原英夫氏 伊東市長選で想定される堂々巡りのシナリオ「有罪判決になったら…また市長選ですよ」

元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏(68)が2日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、静岡県伊東市長選(7日告示、14日投開票)を占った。 動画収録は1日に行われた。 学歴詐称の疑いなどで、市議会から2度の不信任決議を出された田久保真紀前市長の失職に伴う市長選は現在、同氏をはじめ、石島明美氏、杉本憲也氏、黒坪則之氏、小野達也、岩渕完二氏、利岡正基氏、大野恭弘氏、鈴木奈々子氏が立候補を表明している。また「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者も出馬の意向を示していたが、逮捕後の日程で予定されていた出馬会見は開かれなかった。 東国原氏は「アンビリーバボーな展開ですが、元市長の小野さんは県連の自民党さんが支援する。元市議界の行政書士の杉本さんに連合系、組合系が付く」と、選挙戦の勢力図を解説。「事実上、小野さん、杉本さん、そして第三勢力として田久保さん、そこに他の6人の方、黒坪さん、利岡さん、石島さん、岩渕さん、大野さん、鈴木さんがどう切り込んでこられるか」とし、「票は割れると言っても、軸としては小野さんと杉本さんと田久保さんを軸に展開するんじゃないかな」と述べた。 また東国原氏は、先月末に実施された世論調査の結果に触れた。田久保氏の立候補に「違和感がある」と答えた人が66%、「違和感がない」が14%、「どちらとも言えない」が20%だった。「違和感がない」「どちらとも言えない」の合計34%が田久保氏に投票したと仮定し、「この方たちが、票が割れた場合、30、30、とか20、20、20とか票が割れた場合、田久保さんが再選される可能性もゼロではないんですよ。これエラいことになりますよ」と、驚愕展開も予測した。 田久保氏は現在、地方自治法違反、偽造私文書等行使など複数の容疑で刑事告発されている。東国原氏は「これが仮に有罪等々になったら、公民権停止なんですね。実刑判決じゃないと思うけど、実刑判決だったら、これ即座に失職。公民権停止。執行猶予でも公民権停止になるんですね。それで失職なんです」と説明。その上で、現在告発されている疑いについて「どれかに僕、ひっかかると思うんですよね。それで有罪判決になったら失職ですよ。また市長選ですよ」と強調した。 さらに東国原氏は、田久保氏が先月、市内で開かれたコーヒーフェスティバルに自身の店を出店したことにも言及。「うーん、メンタル最強ですね。もうメンタルがないんだろうな。メンタルという概念がないんだろうな。自分では記者会見で、“私の特徴、私の強みはメンタルの強さだ”みたいなことはおっしゃっていましたよね」と、強心臓ぶりに驚きを口にした。

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