英語能力試験「TOEIC」をめぐる不正受験事件に関連して、筑波大学大学院が今年4月に入学した院生1人の入学を取り消したことがわかった。処分は11月28日付。 筑波大学は12月3日、公式サイト上で入学取り消しを公表し「入学試験の出願書類として提出された英語スコアが実施機関により無効化されたことを確認したため」と説明した。 大学側は4日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、無効化された英語スコアが「TOEIC」だったと明らかにした。大学側によると、英語テストの不正受験を理由とする入学取り消しは初めてだという。 筑波大学は、提出されたスコアについて、TOEICの運営団体へ照合調査を依頼。その結果、スコアが無効になった受験者本人であることが確認されたとしている。