炎上した車から男性遺体「積もり積もって殺すしかないと…」殺人容疑で男を再逮捕 交通事故を装ったか

炎上した車から男性の遺体が見つかった事件。警察は車を運転していた男を殺人の疑いで再逮捕しました。 4日、殺人などの疑いで再逮捕された、会社員の浜田達也容疑者(37)。 11月2日から3日にかけて、奈良県大和高田市にある住宅の敷地内の倉庫で、この家に住む上司の定井敏弘さん(60)の首を刃物で刺して、殺害するなどした疑いがもたれています。 浜田容疑者 「色々なことが積もり積もって、殺すしかないと思いました」 こう話し、容疑を認めているという浜田容疑者。上司の定井さんとの間に一体何があったのでしょうか? 事の発端は、11月3日。 通行人 「火が出ていた。ワゴン車がぶつかっている」 大阪府柏原市の西名阪自動車道で、浜田容疑者が運転する車がガードレールに衝突。炎上した車の後部座席からは定井さんの遺体が見つかりました。 警察は当初、事故による火災で亡くなった可能性があるとみて捜査を開始。しかし、その後の調べで、浜田容疑者が放火を認めたといいます。 浜田容疑者(任意の調べに) 「私が無理やりガードレールに衝突させて、ガソリンをまいて火をつけた」 こう話したことから、警察は11月14日、浜田容疑者を放火の疑いで逮捕。その後、浜田容疑者からは驚きの発言が…。 浜田容疑者(任意の調べに) 「刃物で定井さんの首を突き刺した。殺したことがバレないように、交通事故にみせかけることを考えた」 警察が改めて定井さんの遺体を司法解剖したところ、死因は、首の刺し傷による失血死だったことがわかったといいます。 神谷果歩 記者 「浜田容疑者はこちらの整骨院に勤めており、オーナーである死亡した男性に雇われていたということです」 浜田容疑者は、定井さんが経営する奈良県大和高田市の整骨院で院長として働いていて、警察は11月17日、この整骨院も家宅捜索していました。 整骨院に通っていた客は、浜田容疑者について…。 整骨院の客 「献身的ないい先生でしたね。朝早くから近所のおじいちゃん、おばあちゃんの健康体操を教えたりとか、夕方は学生さんに筋トレを教えたりとか、だから全くそんなことは考えられなくて」 一方、動機について、定井さんに対し、「色々なことが積もり積もっていた」と供述しているという浜田容疑者。警察は2人の間にトラブルがあったかなど詳しいいきさつを調べています。

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