韓国ネット空間の倫理問題…モーテル薬物死事件で浮上した容疑者“美化”現象

【02月28日 KOREA WAVE】韓国で20代男性2人が死亡した「江北モーテル薬物死事件」で、ベンゾジアゼピン系薬物入りの飲料を渡したとして逮捕された22歳の女を巡り、インターネット上で容疑者を“美化”する投稿が相次ぎ、波紋が広がっている。 最近、あるオンラインコミュニティに「モーテル連続殺人女のインスタがあまりにも悲しい」と題する書き込みが掲載された。投稿者は容疑者のSNSに触れ、「顔もきれいで、おしゃれもしていて、関心事も多く、恋愛もしたい年頃の普通の女性に見える」と記した。 さらに「数百枚の写真があるが、一緒に写った写真が一枚もない。周囲に本音を話せる友人が一人でもいれば、あのような悪魔にはならなかったのではないか」と主張。「罪を償い、第2の人生では一生悔い改め、治療も受けて新しい人間に生まれ変わってほしい」と、同情的とも受け取れる内容を投稿した。 別の書き込みでは、容疑者の外見や体形を具体的に評価する内容も見られた。「写真を見る限り美人なのは確か」「身長は170センチほどで細身」「あのような女性に先にモーテルに行こうと言われて断る男性が100人中1人いるだろうか」といった記述が拡散した。 そのほかにも「正直きれいだ」「裁判所は外見を考慮して無罪にすべきだ」「募金口座を作ろう」といった投稿が広がり、犯罪の重大性を軽視しているとの指摘が出ている。 こうした動きに対し、事件の実態を歪曲し、被害を薄めるものであり、遺族や被害者への配慮を欠いた二次加害に当たるとの批判が強まっている。 容疑者はベンゾジアゼピン系薬物が入った飲料を20代男性3人に渡し、このうち2人を死亡させた疑いで拘束された。警察は容疑者に対するサイコパス診断検査を進めており、結果は早ければ今週後半にも出る見通しだ。 また、同様の手口による追加犯行の可能性も排除できないとして、容疑者と連絡を取った人物について全数調査に着手している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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