おととし10月、黒部市で無免許で車を運転して車に追突する事故を起こしたのに、同乗していた女に運転の身代わりを頼んだとして、市内に住む58歳の会社員の男がきょう逮捕されました。 また、身代わりを頼まれた市内の45歳の会社員の女も逮捕されました。 無免許過失運転致傷や犯人隠避教唆などの疑いで逮捕されたのは、黒部市沓掛の会社員太田執一容疑者(58)です。 黒部警察署によりますと、太田容疑者はおととし10月、黒部市内で無免許で軽乗用車を運転中に大型貨物自動車と衝突しました。相手方の男性は軽いけがをしたということです。 この事故で太田容疑者は運転の身代わりを一緒に乗っていた黒部市の会社員川北寿子容疑者(45)に頼んだ疑いがもたれています。 川北容疑者は現場に来た警察官に「自分が運転していた」とうそを話し、太田容疑者の犯行を隠した疑いです。 また2人は事故の後、うその事故内容で保険会社に保険金を請求しようとしたということでそれぞれ詐欺未遂の疑いでも逮捕されました。 保険金は支払われませんでした。 警察は捜査に支障があるとして2人の認否などを明らかにしておらず、当時の状況や共謀関係について捜査しています。