先月、未成年と知りながら熊本県内に住む１０代の女子生徒を誘拐した疑いで２７歳の男が４日朝逮捕されました。男は、家出していた生徒に声をかけ自宅に連れ込んだとみられていて、容疑を認めているということです。 未成年者誘拐の疑いで逮捕されたのは熊本市東区長嶺南に住む自営業坂本泰人容疑者です。警察によりますと坂本容疑者は先月２４日夜から２６日の朝にかけて熊本県内に住む１０代の女子生徒を未成年と知りながら誘拐した疑いが持たれています。 坂本容疑者は家出して１人で歩いていた女子生徒に声をかけて車に乗せ、自宅アパートの駐車場で「家に帰りたくないなら泊まりな」などと言い、自宅に連れ込んだとみられています。 また、坂本容疑者は２６日の朝に生徒を自宅近くまで送り届けていて、その後、母親から「行方不明届を出していた娘が帰宅し、『助けてくれた人の家に泊めてもらっていた』と話している」と通報があり、事件が発覚しました。 坂本容疑者は警察の調べに容疑を認めていて、「女の子が『家に帰りたくない』と言ったから泊めた」と供述しているということです。警察は２人の話から坂本容疑者が女子生徒に対し、性的な行為をしたとみて余罪も調べる方針です。