性風俗店で働く女性を紹介してもらった見返りにいわゆるスカウトバックを支払ったとして、大阪・ミナミの風俗店の店舗経営者の男ら5人が逮捕されました。 風営法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区西心斎橋にある店舗型性風俗店「ルパン」の経営者・内藤裕将容疑者(45)と「クラブハーツ」の経営者・前田恭夫容疑者(48)ら男女5人です。 内藤容疑者らは8月、ホストクラブの売掛金を返済させるため、20代の女性を性風俗店に勧誘したとして、職業安定法違反の罪ですでに起訴されている草本竜世被告(30)に対し、いわゆるスカウトバックで現金約60万円を支払った疑いが持たれています。 警察によりますと、6月に性風俗店のスカウトバックを禁止することなどを盛り込んだ改正風営法が施行されましたが、5人は法改正後も複数回にわたって現金を渡していたとみられています。 警察の調べに対し、内藤容疑者ら4人は「間違いありません」と容疑を認め、前田容疑者は「スカウトバックを直接渡したことはないので覚えていません」などと容疑を否認しているということです。