17歳が弁護士事務所職員になりすまし…高齢者狙うニセ電話詐欺 福岡の少年を緊急逮捕

長崎県諫早市の70代の女性から現金100万円をだまし取ったとして、福岡県の少年(17)が11日、詐欺の疑いで緊急逮捕されました。 逮捕されたのは、福岡県遠賀郡に住む、自称・土木業アルバイトの17歳の少年です。 警察によりますと、少年は氏名不詳の者らと共謀し、12月10日、諫早市内に住む70代の女性の自宅に、息子や証券会社の社員をかたって電話をかけました。 電話では、「証券の利益300万円を預かってほしい」と話を持ち掛けた上で、「息子さんは税金を滞納しているので口座が凍結されており、振り込みができない」「税金の滞納分を支払えば振り込める。100万円を準備できないか」と金を要求。「“(実在する弁護士事務所名)”のハヤシ』という者がお金を取りに行くので渡してほしい」などと伝えました。 その日のうちに、弁護士に成りすました少年は女性の自宅を訪問。話を信じた女性から現金100万円を受け取り、だまし取ったということです。 その後、女性は実際に息子と電話で話したことで被害に気づき、警察に被害を届け出ました。 警察が防犯カメラの映像や女性から話を聞くなどして捜査した結果、少年の犯行が明らかになったとして、少年をニセ電話詐欺の容疑で緊急逮捕しました。 警察は少年の認否を明らかにしていません。 諫早署には同様の被害の相談が複数寄せられていて、警察は余罪を含め捜査しています。

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