神奈川県内の特殊詐欺被害額 過去最悪の去年を31億円以上上回る

ことし10月までに確認された神奈川県内の特殊詐欺の被害総額が、過去最悪を記録した去年1年間をすでに31億円以上上回っていることが分かりました。 神奈川県警によりますとことしに入って10月までに発生した特殊詐欺の認知件数は1990件で、前の年の同じ時期と比べて435件、増加しています。 被害額は51億9100万円増の98億2100万円で、これは記録が残る2004年以降で過去最悪を記録した去年の総額をすでに31億円以上上回っているということです。 手口では警察官などをかたりSNSのビデオ通話でうその逮捕状を提示するなどした手口で現金をだまし取る、「ニセ警察詐欺」の被害が急増していて、認知件数は692件、被害額はおよそ62億円で前の年の同じ時期と比べて47億円以上増加しているということです。 県警は「警察がSNSのビデオ通話で警察手帳や逮捕状を見せることはありません」と注意を呼びかけています。

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