今年、全国で計7人の教員が摘発された教員グループによる女児の盗撮画像共有事件。昨年12月31日、メンバーの教員が「2024年も誰も捕まることなく乗りこえられそうで何よりです。来年もまた秘密の話をたくさんしたいです」とSNSに投稿していたことが愛知県警への取材でわかった。 県警によると、グループには、開設者の名古屋市立小教諭(当時)の男をはじめ愛知、神奈川、東京など5都道県の小中学校教員計7人が参加していた。 メンバーは学校などで女児を盗撮し、画像や動画を秘匿性の高い通信アプリのグループチャットに投稿し合っていたという。「いいですね」と投稿をほめ合うような内容もあった。 開設者とは別の名古屋市立小教諭が3月に器物損壊容疑で逮捕され、その捜査過程でグループの存在が判明。11月までに7人全員が女児への盗撮容疑などで逮捕されている。 メンバー摘発前の昨年、グループのチャットには他の盗撮事件を念頭にしたとみられる次のような投稿もあったという。 「逮捕者のニュースを聞く度に心配になります。年末年始は様々な取り締まりが活発になりますから、この時期は危ないですね」 すでに7人全員が起訴され、うち、グループ開設者ら4人は名古屋地裁で公判が始まっている。被害児童は延べ65人以上で、捜査は現在も続いている。(野口駿)