『やってはいけないことと分かっていた』土佐清水市談合事件で起訴の前市議 弁護人に対し語る【高知】

高知県土佐清水市の官製談合事件で逮捕・起訴された前の市議会議員が、前の市長から最低制限価格を聞き出したことについて認めていることが分かりました。 この事件は今年・2025年5月に土佐清水市が行った工事の指名競争入札で、事前に入札の秘密事項である最低制限価格を前の市長・程岡庸被告が前市議の永野裕夫被告に漏らし、永野被告から四万十市の会社役員に伝わり、四万十市の会社が最低制限価格をわずか1万円上回る5913万円で入札して落札したものです。 官製談合防止法違反などの罪で程岡被告と共に起訴された永野被告が弁護人に対し、「やってはいけないことだと分かっていたが、四万十市の会社役員から市長に聞いてほしいと言われ、最低制限価格を市長に聞いた」と話していることが分かりました。 また、贈収賄につながる金銭の授受については否定しているということです。程岡被告や永野被告の初公判は来年・2026年に開かれる見込みです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加