[19日 ロイター] – 過激派組織「イスラム国」(IS)は18日、シリアでの米兵ら殺害は米軍とシリア治安部隊にとって「打撃」だとするコメントを発表した。事件に関する公式声明は初めて。 米軍によると、シリア中部の古代都市パルミラで13日、米軍とシリア軍の車列が銃撃を受け、米陸軍兵士2人と民間人の通訳1人が殺害され、米兵3人が負傷した。犯人は現場で射殺された。 ISは18日にテレグラムで発表した声明で、米国とシリアを拠点とする同盟国がISに対し、共同戦線を敷いていると非難した。ISは今回の襲撃について、宗教的な表現を使って支持者の疑念を払拭するための決定的瞬間と位置付けたが、明確な犯行声明ではなかった。 シリア内務省は14日、事件に関係したとして5人の容疑者を逮捕したと発表。射殺された犯人についてはISに同調した疑いのあるシリア治安部隊の隊員だと説明している。