清水尋也被告は執行猶予判決で兄・尚弥が同居し監督 逮捕された関係者はみな不起訴

俳優・清水尋也(ひろや)被告(26)の大麻事件で19日、東京地裁は拘禁刑1年、執行猶予3年(求刑・拘禁刑1年)の判決を下した。 警視庁は今年初めから内偵捜査、9月に清水被告を逮捕した。東京・杉並区の自宅マンションで7月、乾燥大麻を所持した疑いで、同居の20代女性も共同所持で逮捕されたが、結局2人とも不起訴。 清水被告は、逮捕時の家宅捜索で出てきた乾燥大麻約0・4グラムの単独所持で再逮捕、起訴され、この1件の麻薬取締法違反の罪に問われていた。 9月のこの大麻の〝芋づる〟で、当初は友人の俳優(25)と、20代の清掃アルバイト男性も共同所持で逮捕。2人は清水被告の逮捕2日前に清水宅を訪れ、友人俳優に関しては警視庁が出入りを5回以上確認――とされる。 調べに対しバイト男性は「みんなで吸うため所持していた」「売人から購入し代金は清水被告が支払った」などと供述。かたや友人俳優は容疑を否認し不起訴となった。即日結審したさる8日の初公判では、そのバイト男性とみられる「知人」の話が出てきた。 検察官の指摘では、清水被告と知人がスマホのアプリで検索したX(旧ツイッター)アカウントを通じ大麻を入手した。9月1日に清水被告から金を渡され、知人が売人から購入。使った残りが家宅捜索で押収された大麻だという。 その知人について、清水被告の兄で俳優・清水尚弥(30)は、情状証人として出廷し「友人です」と告白。もともと尚弥が友達になり、清水被告と「3人で会っていた」という。その知人との関係を今後どうしていくか兄弟で話したか聞かれると「詳しくはしていないです」。尚弥は関係を断ち切るとまでは明言しなかった。 事件に絡む登場人物は多いものの、法の裁きを受けたのは清水被告だけ。そんな不肖の弟を兄・尚弥が自宅に住まわせ、同居人と2人で監督していくという。

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