【特殊詐欺】警察名乗る男から「逮捕状などの画像」 逮捕される可能性があると振込要求され…30代男性が99万円被害 青森・三沢警察署発表

三沢警察署によりますと、今年12月18日、青森県内に住む30代の男性のスマートフォンに電話があり、京都府警伏見警察署の警察官を名乗る男から「逮捕した容疑者が、あなたのキャッシュカードを使ってマネーロンダリングをしていた」「京都まで来られないと思うので、LINEでやり取りさせてほしい」などと言われました。 男性が男から教えられたメールアドレスに、自分のLINE IDを貼り付けて送信したところ、LINEアカウント「わ16-24」からビデオ通話がかかってきました。通話に出ると、ワイシャツ姿の男が現れ、警察手帳のようなものを見せられた後、相手の画面は非表示に切り替わりました。 その後、LINEのメッセージで逮捕状などとみられる画像が送られ、ワイシャツ姿の男や、途中で電話を代わった担当検事を名乗る男から、LINEの音声通話で「今後、あなたが逮捕される可能性がある」「調べたお金は戻ってくるので、100万円を振り込んでほしい」などと言われました。 男性は指示に従い、県内の金融機関のATMから、地方銀行の個人名義口座に現金99万円を振り込みました。その後、職場の上司に相談したところ、詐欺ではないかと指摘され、被害に気付いたということです。 警察は、警察官を名乗って逮捕状などを示し、不安をあおったうえで、資産調査名目などとして現金や暗号資産をだまし取る手口の詐欺が多発しているとして、注意を呼びかけています。

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