警察や検事をかたる男から「捜査に協力すれば無実を証明できる」「犯罪で得た金か確かめる」などと言われ、横手市の70代の男性が200万円をだまし取られました。 連絡用としてスマートフォンが送られてきたということです。 横手警察署の調べによりますと、横手市に住む70代の男性は先月下旬、自宅の固定電話に楽天お客様サポートのナカイを名乗る男から電話があり、「あなた名義で契約された携帯電話で大量に違法メールが送信されている」などと言われました。 担当する警察官のものとして伝えられた電話番号に男性が電話をかけると、警察をかたる男から「詐欺グループを逮捕している。 犯人が使用しているスマートフォンにあなたの連絡先が登録されていた」などと言われました。 さらに、検事をかたる男に電話が代わり「捜査に協力すれば無実を証明できる」などと言われ、連絡用のスマートフォンが送られてきました。 男性はスマートフォンに入っていた秘匿性の高い通信アプリ テレグラムで「口座に入っているお金が犯罪で得たお金か確かめる必要がある」などと言われ、指定された個人名義の口座に4回にわたり、あわせて200万円を振り込みだまし取られました。