部下の女性に「惚れるなよ」男性には「死んでこい」 セクハラ・パワハラで熊本市職員を懲戒免職

部下の女性をホテルの部屋に連れ込み抱きつこうとするなど、複数のセクハラやパワハラを行った40代の男の職員を熊本市は懲戒免職処分としました。 職員は「ハラスメントの認識はなかった」と、話しているということです。 懲戒免職処分を受けたのは熊本市スポーツ振興課に所属する詫間孝明主査(48)です。 市によりますと、詫間主査は去年11月、熊本市中央区にあるビジネスホテルで、部下の20代の女性職員を部屋にあげ、抱きつこうとしたということです。 この件では、ことし10月に不同意わいせつの疑いで警察に逮捕されています。 また、同じ部下の女性に職場の飲み会で抱きつこうとしたり、「惚れるなよ」などと不適切なLINEを送ったということです。 この他、20代の男性職員2人に対し仕事を教える見返りとして「気持ちなんて要らん。安いと思うけど10万」と金銭を要求。 他の職員がいる前で「死んでこい、お前」と暴言を吐いたこともあったということです。 これらのセクハラ4件、パワハラ4件に加え、一連の行為に関する市の聞き取りに対し虚偽の報告を繰り返したなどとして、熊本市は25日付で詫間主査を懲戒免職処分としました。 詫間主査は「人間関係ができている中での冗談のつもりで、ハラスメントの認識はなく行為をしてしまった」と話しているということです。

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