【スマート農業補助金詐欺】実質的経営者の男ら2人を起訴 国の補助金約882万円をだまし取ったなどの罪 2人と同時に逮捕された女性は不起訴 旭川地検

旭川地検は、スマート農業に関する国の補助金をだまし取ったとして逮捕されていた旭川の男女3人のうち、主犯格の男ら2人を有印私文書偽造及び行使、詐欺の罪で起訴しました。 起訴されたのは、旭川市の大柳ファームの実質的経営者の岡田栄悟被告(47)と、代表取締役の大柳彰久被告(41)です。 起訴状によりますと、2人は農水省の「農業支援サービス事業インキュベーション緊急対策」に関する補助金をだまし取ろうと企てて、刈り取り代行サービスの利用に合意した農家が実在しないにもかかわらず、同意書を偽造して事業に応募、不正に補助金交付対象者の選定を受けたとされています。 さらに、2024年4月、農業用ドローンが納品されておらず、補助金支給の要件を満たしていないのに、満たしているように装い、2件あわせて882万5000円の補助金をだまし取りました。 旭川地検は、岡田被告、大柳被告の認否を明らかにしていません。 2人と同時に詐欺の疑いで逮捕されていた34歳の女性は、関与の度合いなどを踏まえたとして26日付で不起訴処分となっています。

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