販売店で1時間超。日本の刑務所製品、オーストラリアから来た「受刑者アート雑誌」編集長の目にはどう映った?

家具やせっけん、バーベキューこんろなどが所狭しと並べられた店内。日本各地の刑務所で受刑者が作った製品を販売する東京都中野区の「キャピックショップなかの」を5月、オーストラリア人のダミアン・リネンさん(35)が訪れた。 リネンさんは、絵画や詩といった受刑者らの芸術作品を紹介するオーストラリアの雑誌「PAPER CHAINED(ペーパー・チェーンド)」の編集長。日本の刑務所作業製品に触れ「精巧さに感銘を受けた」という。今回の訪問をきっかけに、日本の刑務所とも交流し、多くの国の人たちに作品を届けられるようにと意気込む。(共同通信=今村未生) ▽受刑者アート リネンさんの関心の対象はオーストラリアだけにとどまらない。世界各国の受刑者が生み出すアートに興味を持っていたところ、日本でも刑務所でさまざまな製品を作っていると知った。ちょうど日本旅行の計画を立てている最中で、キャピックショップの存在も把握し、取材を申し込んで訪問が決まった。

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