神戸・高校生殺害事件 逮捕の元少年「犯人が自分かもしれない」と家族に打ち明けたと証言「被告人たちは事実から目をそらし続けた」

15年前、神戸市で男子高校生が殺害され、遺族が刑が確定した男やその両親に損害賠償を求めている裁判で、男が逮捕前に「犯人が自分かもしれない」と家族に打ち明けていたことがわかりました。 2010年、神戸市北区で当時高校2年生の堤将太さん(当時16)が殺害された事件では、当時17歳だった男が逮捕され、懲役18年の判決が確定しています。 将太さんの遺族は、男とその両親に対し約1億5000万円の損害賠償を求める訴えを起こしていて、26日、弁論を終えました。 裁判のあと会見を開いた将太さんの父親・敏さんによりますと、11月、非公開で行われた尋問で男は事件後「『犯人が自分かもしれない』と家族に打ち明けた」と証言したということです。 (堤将太さんの父親 敏さん)「(息子は)突然理不尽な形で命を奪われた。被告人たちはその事実から目をそらし続けた」 判決は2026年3月19日に言い渡されます。

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