横浜市青葉区の住宅で、住人の後藤寛治さん(75)が殺害され、現金約20万円などが奪われた事件で、強盗殺人容疑で逮捕された宝田真月容疑者(22)が「SNS(交流サイト)で日給15万円以上という見出しを見て(闇バイトに)応募した」と供述していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、宝田容疑者は事件の数日前、SNSで「ホワイト案件」「高収入」といった文言で検索し、犯行グループの投稿に応じたと説明。事件前日の14日に指示役から秘匿性の高い通信アプリを通じて、青葉区内の駅とコンビニエンスストアに向かうよう指示を受け、翌日、ほかの実行役の男2人を車に乗せたと話しているという。現場到着後もメッセージや電話で指示され、15日未明ごろから犯行に及んだとみられる。 また、実行役の男1人が一度現場から離れ、後藤さんのキャッシュカードを使って近くのコンビニのATMで現金を引き出そうとしたことも分かった。男は現金を引き出せず、現場に戻ったという。