複数の教員が逮捕されるなど盗撮事件が相次ぐ現在。盗撮問題で受診した1000人以上を分析すると大卒、会社員や既婚者も多く、10年以上盗撮を繰り返した人が3割近くいることがわかりました。 ◇ 埼玉県にある西川口榎本クリニックの副院長で、ソーシャルワーカー斉藤章佳さんは痴漢や盗撮 子どもへの性加害など問題行動をする人は依存症だとして、加害者約3500人の治療を行ってきました。 斉藤さんは12月17日の講演で「盗撮の加害者について“モンスター”“変態教員”などといったイメージが肥大化しているが、本当にそうだろうか」と述べ、誤った認識が加害者の存在をぼやかし、隠してしまうと警鐘をならしました。 性加害者は交番の前では犯行に及ばないなど、捕まらないように判断していて、性欲がコントロールできない“モンスター”ではないと述べ、10代の若者や高学歴の会社員が盗撮をしている実態を解説しました。