カンボジアを拠点に、特殊詐欺に関与したとして、警視庁と神奈川県警の合同捜査本部は詐欺の疑いで、住居・職業不詳、佐伯皇正容疑者(20)ら20~60代の日本人男女13人を逮捕した。現地から送還する航空機が、13日夜から14日朝にかけて羽田、成田両空港に到着。警視庁特別捜査課は、いずれの認否も明らかにしていない。 特捜課によると、13人はカンボジア南東部バベットを拠点とするかけ子グループとみられる。昨年11月に現地当局に拘束されていた。 逮捕容疑は令和7年10~11月ごろ、相模原市の60代女性に警察官や郵便局員をかたる電話で「マネー・ロンダリングの犯人として紙幣調査をする」などと噓をいい、現金1100万円を指定した口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。 グループはこのほか、7年10~11月、東京、神奈川、大阪の40~70代の男女十数人が計約5千万円をだまし取られた詐欺事件に関与した可能性があり、捜査本部は全容解明を進める。 特殊詐欺の海外拠点を巡っては、カンボジアやタイなど東南アジアで日本人のかけ子らが摘発されるケースが相次いでいる。カンボジアでは、7年12月にも南部シアヌークビルで日本人16人が現地当局に拘束されている。