新党結成発言で注目の石丸伸二氏 東京都内の政治セミナーに姿見せる

7月の東京都知事選に立候補し、次点となった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が10日、都内で開かれた政治団体の旗揚げ式にゲストとして招かれた。式は招待制で報道陣には非公開。終了後、石丸氏が報道陣の前に姿を現すことはなかった。 石丸氏は11月、ユーチューブ番組で、来夏の都議選に向けて新たに地域政党を結成すると表明しており、動向が注目されている。やはり式に招かれた元参院議員の須藤元気氏が終了後に取材に応じ、石丸氏から新党に関する話は出なかったとした。 石丸氏が姿を見せたのは、江東区の地元企業経営者らが立ち上げた政治団体の旗揚げ式。この政治団体関係者は「今日は地元の政治をよくしなければいけないと思う有志が、一度集まろうということで開催した式。石丸さんの新党結成とは関係ない」などと説明した。 その江東区が構成する衆院東京15区では、選出議員が2人続けて東京地検特捜部に逮捕され、さらに4月の補選で選挙妨害を繰り返したとして公選法違反の疑いで、政治団体「つばさの党」のメンバーらが逮捕されるなど異常事態が続く。 政治団体のメンバーが、都知事選を通じて石丸氏と面識を持ったことから石丸氏をゲストとして招くことになったという。参加者向けに用意されたチラシによると、石丸氏は「地域から政治を変える」をテーマにスピーチを行い、その後のパネルディスカッションには、10月の衆院選で東京15区から立候補した須藤氏や、金沢結衣氏の「落選組」も参加した。 この日の会場の様子は後日、石丸氏のユーチューブチャンネルで公開される予定だという。

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