アパートの立ち退きの強制執行のため訪れた執行官ら2人が包丁で刺され、1人が死亡した事件。逮捕された男が家賃を数十万円、滞納していたとみられることがわかりました。 事件は東京・杉並区のアパートの立ち退きをめぐって起きました。 強制執行のため住人の部屋を訪れた東京地裁の執行官ら。 山本宏 容疑者 「これしか荷物がないので」 こう言って、住人の男は段ボールを持って出てきましたが、中にはガスボンベ数本が「シュー」という音をたて、黒い煙をあげながら入っていたということです。 執行官らは、その場を離れますが、その後、住人の男は執行官と保証会社の男性2人を包丁で次々と刺し、保証会社の小栗寿晃さん(61)が死亡しました。 警察官 「お名前は?」 山本容疑者 「山本宏」 警視庁はアパートの住人・山本宏容疑者(40)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。 亡くなった小栗さんを知る人 「黒のきちっとしたスーツで真面目な方だったから。挨拶をしたり世間話をしたり、すごく優しくて穏やかな人でした」 その後の捜査関係者への取材で山本容疑者は家賃を数十万円、滞納していたとみられることがわかりました。 山本容疑者 「自宅を追い出されると金もないし、自暴自棄になった」 動機について、こう話したという山本容疑者。 捜査関係者によりますと、山本容疑者は執行官らを刺した後に部屋に戻っていて、「火をつけて煙で死のうと思ったけど耐えられなかった」などと話しているということです。