盗品の電動自転車のバッテリー運搬容疑、男を逮捕 都内で盗難被害増

盗品の電動自転車のバッテリーを運んだとして、警視庁は、ベトナム国籍で住居不定、職業不詳のメ・ビン・クアン容疑者(26)を盗品等運搬の疑いで逮捕し、23日に発表した。「何もしていません」と容疑を否認しているという。 捜査3課によると、逮捕容疑は、他の者と共謀し、3月20日午前2時半ごろ、東京都府中市内で盗品の電動自転車のバッテリー1個(約2万円相当)を軽乗用車で運んでいたというもの。 警察官が同日、不審な車両を見つけて止めたところ、クアン容疑者ら3人が乗っており、ほか2人は逃走したという。車内から、電動自転車のバッテリー13個がみつかった。 市内では、3月に12件の電動自転車のバッテリーの盗難被害が確認されている。同庁はクアン容疑者ら3人がバッテリーの窃盗にも関与した可能性があるとみている。 今年1~6月に都内で確認された電動自転車のバッテリーの盗難被害は192件で、昨年同期より48件増加している。同庁は、鍵付きのバッテリーでも壊されて盗まれる場合があるとして、使わない時はバッテリーを取り外して自宅に持ち込むことを推奨している。(藤田大道)

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