【速報】吸い殻のDNA鑑定「問題はなかった」 王将社長射殺公判、科捜研職員証言

「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)の社長だった大東隆行さん=当時(72)=が2013年に同社前で射殺された事件で、殺人罪などに問われた特定危険指定暴力団工藤会傘下組幹部田中幸雄被告(59)の第3回公判が16日、京都地裁(西川篤志裁判長)であった。現場近くの通路で事件発生当日に見つかったたばこの吸い殻から検出されたDNA型を巡り、京都、福岡両府県警の科学捜査研究所職員が証言。吸い殻のDNA型鑑定について「問題はなかった」と述べた。 検察側冒頭陳述によると、吸い殻のDNA型と田中被告のものが一致した。 この日は科捜研職員や警察官、王将元従業員の計6人が検察側証人として出廷。京都府警の科捜研職員は、通路で見つかった吸い殻2本を事件当日に受け取り、その日のうちにDNA型鑑定を終えたと説明。「早急に、と言われたのでたばこに集中した。他の資料に触っていない」と述べた。また被告が15年6月に福岡県内の「餃子の王将」で食事をした際に使った割り箸のDNA型も鑑定していたことを明らかにした。 田中被告が別事件で逮捕された後の18年7月に、被告の血液のDNA型鑑定をした福岡県警の科捜研職員も、手続きは適切だったことを強調した。 吸い殻が事件直前に通路に落ちたものかどうかも公判の焦点の一つ。王将元従業員は別室からのビデオリンク方式で、事件前日には「吸い殻は落ちていなかったと思う」と証言。現場の通路を歩き、落ちている吸い殻に気づくかを確かめる府警の実験に参加し、吸い殻に気づいたと証言した。弁護側が「事件時に現場にたばこがあったことを知っていたのでは」と実験の際に先入観があった可能性を指摘すると、「知っていた」と答えた。 30日と2月4日の公判でも吸い殻に関する証人尋問がある。

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