水戸ネイリスト殺人 被害者、ストーカー窓口電話で尋ねるも、姿見せず

水戸市加倉井町のアパートで昨年末、住人でネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された事件で、茨城県警は21日、会社員、大内拓実容疑者(28)=茨城県城里町=を殺人の疑いで逮捕した。県警によると、容疑者は小松本さんの元交際相手で、ストーカー行為をしていたとみている。「事実無根で何も知らない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は2025年12月31日午後5時20分~同7時15分ごろ、アパートの室内で鈍器や刃物のようなもので小松本さんの頭を殴ったり、首を刺したりして殺害したとされる。 県警によると、小松本さんは妊娠中で、玄関付近で血を流して倒れているのを、帰宅した夫が発見した。 大内容疑者と小松本さんは以前に交際していたが、24年中に解消した。大内容疑者は25年になっても電話や交流サイト(SNS)で連絡を繰り返していた。小松本さんは着信拒否して連絡を取れなくしたが、大内容疑者は知人らに居場所を聞き回っていたという。 一方、小松本さんは事件4日前の12月27日、県警水戸署に匿名でストーカー被害の窓口を尋ねる電話をしていた。署員が担当部署を伝えたところ、署を訪れると返答があったが、来なかったという。事件後、小松本さんの通話履歴などから、電話したのが小松本さんだったと分かった。 県警は「切迫性が感じられず、被害者が当日中に来署すると認識していた。当時の判断が合理性を欠いたとは思っていない」としている。【井手一樹】

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