(CNN) 米ミネソタ州ミネアポリスで20日、保育園から帰宅した5歳の男の子が移民取り締まりの連邦捜査官によって拘束され、連行された。弁護士や学校関係者は22日、男の子がテキサス州にある移民税関捜査局(ICE)の施設で父親と一緒に勾留されていることを明らかにした。 ミネアポリス郊外コロンビアハイツの学区長によると、拘束されたのは保育園児のリアム・コネホ・ラモス君。移動中の家族の車から降ろされて連行されたという。 22日に記者会見した弁護士によると、ラモス君の一家はエクアドルの出身で、2024年12月にテキサス州の国境警備局に出頭して亡命を申請していた。 「彼らは不法滞在外国人ではない」と弁護士は述べ、「合法的にやって来て、法的な手続きを進めている」と強調した。 トランプ政権はミネソタ州をはじめ全米で移民の大量強制送還作戦を続けている。武装したマスク姿の捜査官は強制的な摘発を行い、市民権を持つ住民が拘束されたり抗議運動参加者が弾圧されたりすることもある。そうした措置の合法性を問う争いも激化。標的とされた地域では住民同士が警戒を呼びかけたり、捜査官の行動を妨げる動きに出たりすることもある。 国土安全保障省は、今回の作戦の狙いは父親だったと説明し、現在は父子で一緒に勾留されていることを明らかにした。 同省はCNNに寄せた声明で、父親が「子どもを捨てて徒歩で逃走した」と述べ、ICEは父親を逮捕しようとしていたと説明した。 学校当局者によると、この学区ではラモス君のほかにも、通学途中の高校生が武装した覆面姿の捜査官に拘束されるなど、児童や生徒3人がICEに連行されているという。