米の移民捜査官が5歳児を連行 幼稚園から帰宅時、摘発に抗議の声も

米中西部ミネソタ州のミネアポリス郊外で、南米エクアドル出身の5歳の男の子が、不法移民を摘発する移民税関捜査局(ICE)の捜査官によって拘束された。ICEの強引な取り締まりはこれまでも批判の対象になっており、幼い子どもを連行した今回のケースをめぐっても波紋が広がっている。 米メディアによると、男児は20日、幼稚園から帰ったところを、父親と一緒に捜査官によって自宅前で拘束された。2人は南部テキサス州に送られ、ICEの施設に収容されているという。拘束時の写真が公開され、摘発の是非をめぐって抗議の声が上がっている。 この親子がエクアドルから米国に渡ったのは2024年。米メディアは、家族の代理人弁護士の話として、親子は合法的に滞在するための手続きを進めていたと伝えている。拘束された際、家の中にいた大人が「子どもの面倒を見る」と頼み込んだが、捜査官に拒否されたという情報もある。 一方、ミネアポリスを訪れていたバンス副大統領は、22日の演説で「不法移民の父親を逮捕しようとした際に父親が逃走した」と述べ、その際に子どもも一緒に拘束したとの経緯を説明した。 昨年12月以降、ミネソタ州ではトランプ政権が大規模な移民の取り締まりを展開。1月7日には市民の女性が捜査官に射殺される事件が起き、抗議が強まっている。(ニューヨーク=田村剛)

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