マレーシア拠点特殊詐欺の「リクルーター」か 容疑の29歳男を逮捕

マレーシアを拠点とした特殊詐欺に関与したとして、大阪府警は28日、住居不定、解体業の豊島将弘容疑者(29)を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。 府警は豊島容疑者が「かけ子」を勧誘する「リクルーター」役だったとみて調べている。 府警によると、豊島容疑者は氏名不詳の人物らと共謀して昨年7~8月、府警捜査2課の警察官を名乗り、東京都内の70代男性に「マネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで逮捕状が出ている。逮捕されないためには紙幣の調査が必要」と電話するなどし、現金500万円を振り込ませてだまし取った疑いがある。 マレーシアの当局は昨年8月、首都クアラルンプール内の拠点を摘発し、「かけ子」とみられる日本人の20~30代の男4人らを逮捕。府警が同10月に4人を現地から移送し、この70代男性への詐欺容疑で逮捕していた。 府警によると、4人の供述などから豊島容疑者の関与の疑いが浮上した。豊島容疑者と4人は、もともと知人だったり、知人を介して知り合ったりした間柄だった。 府警は、豊島容疑者が昨年6月に「海外で電話をかけて、もうけられる仕事がある」などと勧誘し、航空券の手配をして4人を現地に送り出したとみている。 近年、東南アジアを拠点に日本人から金銭をだまし取る「オンライン詐欺」組織の摘発が相次いでいる。 府警は、豊島容疑者らも大規模な犯罪グループの一員とみており、さらに上位に外国籍の人物がいるとみて調べを進める。(小島弘之)

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