企業の売掛債権を現金化する「ファクタリング」事業を装い、出資金名目で女性から現金をだまし取ったとして、警視庁は詐欺の疑いで、東京都新宿区、無職、新武信愛(のぶえ)容疑者(43)と、神奈川県横浜市、会社役員、能戸悦朗容疑者(48)の男女2人を逮捕した。28日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、2人は令和4年6月下旬ごろ~8月上旬ごろ、共謀し、大阪府の50代女性に対し、ファクタリング事業をかたり接近。大手企業に対する売掛債権を買い取るとする架空の出資話を持ち掛け、「利益を上乗せして確実に返金する」などと噓をいい、複数回にわたり、現金4250万円をだまし取った疑いが持たれている。 2人は、大手企業の名前が記された請求書や注文書、売掛債権の買い取り申込書などを偽造し、女性を信じ込ませたとみられる。警視庁は、2人が少なくとも令和4年7月~5年6月、女性から計約3億円をだまし取ったとみて捜査。他にも被害者がいる可能性を視野に、詳しい状況を調べている。