東京大学大学院の教授が収賄の疑いで逮捕されたことを受け、東京大学はきのう記者会見を開き、「信頼を著しく損ねた」と謝罪しました。 この事件は、東京大学大学院教授だった佐藤伸一容疑者(62)が医学部付属病院の皮膚科長を務めていた当時、「日本化粧品協会」との共同研究で便宜を図った見返りに、性風俗店などでおよそ180万円相当の接待を受けたとして警視庁に逮捕されたものです。 この事件を受けて、東京大学がきのう記者会見を開き、藤井輝夫総長が謝罪しました。 東京大学 藤井輝夫 総長 「教育研究機関として社会の信頼を著しく損ねることになり、深く心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」 藤井総長は「倫理意識を著しく欠いた不適切な行為」だとして、佐藤容疑者を26日付で懲戒解雇したと発表しました。そのうえで、総長自身の役員報酬の50パーセントを1か月分、自主返納したことなどを明らかにしました。 また、教職員の倫理意識の希薄さなど大学全体のガバナンスに問題があったとして、「再発防止に向けた組織改革に努めたい」としました。