15年前の病院射殺事件、容疑で元組幹部逮捕 二つの暴力団の抗争か

佐賀県伊万里市で2011年、指定暴力団九州誠道会(現・浪川会、本部・福岡県大牟田市)系幹部を射殺したなどとして、福岡県警などの合同捜査本部は29日、指定暴力団道仁会(本部・同県久留米市)の当時のナンバー2で理事長だった坂本康弘容疑者(70)を殺人などの疑いで逮捕し、発表した。 両団体は当時対立していた。県警は他に当時の道仁会系組員2人も同容疑で28日に逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。 県警によると逮捕容疑は、実行役=有罪確定=らと共謀して同年4月5日午後1時過ぎ、伊万里市の病院駐車場で拳銃を発砲し、九州誠道会系の組幹部(当時57)を殺害し、別の男性(当時66)にけがを負わせたというもの。 坂本容疑者は08年9月に大牟田市で九州誠道会幹部の殺害を指示したとして22年に逮捕、起訴。今月16日の初公判では「全て違いますね」と起訴内容を否認した。 両団体の抗争は、06年の道仁会の会長人事に反発した一部の組員らが分裂し、九州誠道会を結成したことで始まった。 07年には佐賀県武雄市の病院で入院中の一般市民が人違いで道仁会系組員に射殺されるなど、抗争終結の13年までに14人が死亡、14人が負傷した。

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