Parisa Hafezi [ドバイ 29日 ロイター] – イランの治安部隊が大規模な反政府デモ弾圧後、さらなる抗議活動を抑えるために多数の市民を拘束し、威嚇作戦を展開していると関係者が明らかにした。 イラン国内の活動家5人によると、当局がインターネットを遮断し、圧倒的な武力でデモを弾圧した後、数日内に私服の治安部隊が広い地域で市民の拘束に乗り出し、検問所などを中心に街頭への展開を強化した。拘束された人は秘密の場所に収容されているという。 活動家の1人は「あらゆる人が拘束されている」とし、「どこに連れて行かれ、どこで拘束されているかは誰にも分からない。こうした拘束と脅しで社会に恐怖を植え付けようとしている」と語った。 弁護士や医療関係者のほか、イラン当局者2名も匿名で同様の証言をし、恐怖を広めることで抗議運動の再燃を防ぐことが狙いのようだと話した。 活動家によると、治安部隊が拘束しているのは最近のデモへの関与が疑われる者だけではない。今回は参加していなくても過去の抗議活動で逮捕されたことがある人や、その家族も拘束されているという。 国連人権高等弁務官事務所は29日、拘束者数は非常に多く、拷問や不当な裁判のリスクにさらされているとロイターに述べた。 イラン当局者2名は過去数日で数千人が拘束されたことを認めた。多くは「倉庫や他の即席施設を含む」非公式の施設に収容され、司法当局が迅速に処理を進めているという。