昨年12月25日、七尾市国分(こくぶ)町のスーパー「アルビス七尾店」駐車場で従業員1人が切りつけられた事件で、七尾署と石川県警捜査1課の合同捜査班は30日、強盗傷害の疑いで、同所、鉄工業の男(58)を逮捕した。合同捜査班は、年明け後の1月9日に同市内のパチンコ店で金品を盗もうとしたとして窃盗未遂容疑で同10日に容疑者を逮捕していたことも発表した。 強盗傷害事件の逮捕容疑は、12月25日午後9時40分ごろ、アルビス七尾店の駐車場で、羽咋市在住の60代パート従業員男性を「騒いだら殺すぞ」などと脅し、刃物で腕や太ももを切りつけてけがを負わせ、金品を奪おうとした疑い。容疑者は「黙秘します」と供述している。 署によると、従業員の男性は事件当日、閉店作業を担当し、最後に1人で退店した。自身の軽自動車に乗り込もうとしたところ、付近に身を潜めていた容疑者が背後から男性を押さえつけ、刃物で切りつけた。男性が抵抗したため容疑者は金品を奪わずに逃走した。 男性は左腕に切り傷、左太ももに切り傷と刺し傷の全治2カ月の重傷を負い、入院したが、現在は退院している。男性と容疑者に面識はないとみられる。 窃盗未遂事件の逮捕容疑は、1月9日午前3時ごろ、七尾市内のパチンコ店景品交換所で、窓口のシャッターの鍵を壊すなどし、金品を盗もうとした疑い。署は窃盗未遂容疑の認否を明らかにしていない。 署によると、スーパー周辺の防犯カメラやドライブレコーダー約250台を調べるなどし、逃げた男の行方を追っていたところ、容疑者が関与した疑いが浮上。その後、容疑者がパチンコ店での窃盗未遂事件に関わった疑いが判明し、並行して捜査していた。 スーパーの事件発生当時、署は傷害事件として発表していたが、被害者の聴取などから、金品目的とみて容疑を特定した。