2025年、静岡県内で確認された特殊詐欺などの被害額が過去最悪となる70億円を超えました。私たちが気を付けなければならないこととは?また選挙期間中だからこその注意点もあるようです。 (静岡県警 生活安全企画課 特殊詐欺分析補佐 杉山 慎一 警部) 「特殊詐欺等は一昨年統計を開始して以降最多の被害額になり、県民の皆様に注意喚起を図っていたが、昨年はそれを上回る被害が出ている」 2025年、静岡県内で確認された特殊詐欺とSNS型投資ロマンス詐欺の被害認知件数は723件、被害金額は70億8639万円と過去最悪の金額に。 生活する上で、もはや必要不可欠な存在ともいえるネットやスマートフォンですが、対面ではない形で金をだまし取られてしまう特殊詐欺が年々増えているのです。日常生活の中で特殊詐欺に陥ってしまう可能性も高くなる中実際に街頭で話を聞いてみると詐欺に遭遇した人も…。 (20代) 「通帳の名義変更などのメールが多く来るが、逆にこちらに仮登録していれば安心というメールが来る。友達に聞いたら詐欺と言われ無視して良かったな」 (20代) 「祖母が詐欺に引っかかるあと一歩手前になった。祖父が祖母がお金をいっぱい持ち出すのは怪しいとなり、聞いたら電話がかかってきてそんなことはないとなり、あと一歩で止まった」 (60代) 「このままでは電話が使えなくなるので至急ここの番号に問い合わせをしてくださいというのが来た。一瞬本物かという感じで来てドキッとするが冷静に見るとおかしい思いスルーする」 (80代) 「昔一度あったが、息子をかたる詐欺でも息子の声分かるからすぐ切った」 被害が多発する中警戒心も強まっているようですが、2025年、急激に被害が増加したのが「警察官をかたるオレオレ詐欺」。 警察官をかたる詐欺電話を受けた人は…。 (20代) 「容疑者の一人として名前が挙がっているので○○警察署に来てくださいと電話があり。県が違うので行けないと言ったら怒られた。警察庁行ってくださいと言われ無視した この警察官をかたる詐欺は県内で2025年、242件の被害が確認され、被害額は約23億円と前年に比べ3倍以上に。 本物の警察官はSNSやビデオ通話で連絡を取ることはありません。詐欺グループも手を変え品を変え様々な手口で金をだまし取ろうとしているのです。 一方で、被害を防ごうと警察の捜査が行われる中、1月、警視庁はカンボジアで警察官を語る特殊詐欺に関与していたとみられる20代~60代の日本人の男女13人を逮捕するなど、海外を中心に拠点を構えているとみられる詐欺グループの実態の解明が進められています。そんな中、今一度、注意したいのが特殊詐欺にあわないための対策です。 (静岡県警 生活安全企画課 特殊詐欺分析補佐 杉山 慎一 警部) 「昨年度、県下で認知した詐欺電話の約7割は国際電話を悪用している実態がある。知らない番号に出ないということは当然のこと、+で始まる国際電話をしゃ断する。こういった対策をしっかりとやっていただくことが被害防止には1番重要だと感じています」 詐欺の電話は固定電話だけでなく携帯電話にもかかってきます。詐欺電話をブロックするアプリもあるため、日々被害を防ぐ対策をすることが求められています。 そして、もう一つ気を付けたいのが現在行われている衆院選です。 (静岡県警 生活安全企画課 特殊詐欺分析補佐 杉山 慎一 警部) 「当然この選挙期間においても立候補者を語る詐欺も発生することは予想されるので、社会の情勢をしっかりと皆様は理解していただいて、いつ自分のところに詐欺の連絡が来るかもしれない。注意を日頃から持っていただくことが非常に大切」 立候補者や世論調査を装い、個人情報を聞き出すといった時事的事象に便乗した詐欺にも注意しなければなりません。 いつ自分の身に迫ってくるか分からない特殊詐欺。実際にあった被害の傾向を踏まえた上で、だまされない対策が求められます。