怯える少数派のヒンズー教徒 バングラデシュで増加する暴力

マイメンシン、バングラデシュ、2月4日 (AP) ー 27歳のヒンドゥー教徒縫製工場労働者、ディプ・チャンドラ・ダスは昨年12月、複数のイスラム教徒の同僚から預言者ムハンマドに対する侮辱的な発言をしたと告発された。 この告発が職場に暴徒を引き寄せ、ダスは殴打されて死亡し、遺体は木に吊るされ焼かれた。 首都ダッカや他の都市で抗議活動が発生し、デモ参加者は正義とより強力な保護を求めた。 ムハンマド・ユヌス暫定政権は調査を命じ、警察は約12人が逮捕されたと発表した。 しかし、人権団体やヒンドゥー教指導者らは、この殺害は単独の事件ではなく、分極化の進行、イスラム主義勢力の再台頭、そして「拡大する不処罰の風潮」と呼ぶ状況に煽られた、少数派コミュニティへの攻撃急増の一環だと指摘した。 イスラム教徒が多数派を占めるバングラデシュで2月12日の総選挙が近づくにつれ、ヒンドゥー教徒の間では恐怖が広がっている。 バングラデシュではヒンドゥー教徒は少数派で、約1310万人、つまり1億7000万人の人口の約8%でしかない。一方、イスラム教徒は91%を占める。 少数派コミュニティを代表する連合団体「バングラデシュ・ヒンドゥー教徒・仏教徒・キリスト教徒統一評議会」は、2024年8月の大規模蜂起でシェイク・ハシナ前首相が失脚して以降、2000件以上の共同体間暴力事件を記録したと発表した。 同団体は少なくとも61件の殺害、28件の女性に対する暴力(強姦や集団強姦を含む)、95件の礼拝所への攻撃(破壊行為、略奪、放火を含む)を記録した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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