昨年1年間で懲戒処分を受けた全国の警察官や警察職員は337人で、前年から98人(41%)増えた。警察庁が5日に発表した。この10年間で最多となり、同庁は「大変重く受け止めている。指導や教養を徹底する」としている。 処分別では、免職が44人、停職が97人など。都道府県警で見ると、兵庫が前年の2.5倍の50人で最多だった。 処分理由で最も多かったのはセクハラや盗撮などの「異性関係」で、前年比26人増の104人。福岡県警では、女性を盗撮したとして検視官室長を務める男性警視が書類送検された。スマホから女性2千人以上の画像や動画が見つかったという。 ■勤務中にオンラインカジノ 次いで多かったのは「窃盗・詐欺・横領等」で、63人(前年比11人増)だった。警視庁では火災捜査を率いる男性警部が現場で現金を盗んだとして逮捕された。 「職務放棄・懈怠等」も前年比6倍超の44人で目立った。勤務中に交番でオンラインゲームをした(兵庫、8人処分)▽勤務中に交番でトランプをした(神奈川、6人処分)▽川崎市のストーカー殺人事件をめぐり不十分な対応をした(同、5人処分)――などがあった。 昨年はオンラインカジノで賭博をしたとして、兵庫や沖縄、福岡で警察官が摘発された。オンラインカジノに絡む処分は前年の4倍以上の22人にのぼった。勤務中にやっていたケースもあるという。