宮城県名取市で、赤ちゃんの遺体を土の中に埋めたとして逮捕された23歳の母親が、2月10日、起訴されました。母親は「妊娠を誰にも相談できなかった」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かりました。 死体遺棄の罪で起訴されたのは、名取市増田3丁目のパート従業員、渡辺智華被告(23歳)です。 起訴状などによりますと、渡辺被告は去年10月上旬ごろ、自宅アパートの駐車場の土の中に、自身が出産した赤ちゃんの遺体を埋めたとされています。 仙台地検は渡辺被告の認否を明らかにしていませんが、警察の調べに対し、「自宅で産んだあと、ビニール袋に入れて駐車場に埋めた」などと容疑を認めていました。 警察によりますと、遺棄されたのは生後4週間に満たない新生児で、死因は特定できなかったということです。 その後の捜査関係者への取材で、渡辺被告は「妊娠を誰にも相談できなかった」という趣旨の供述をしていることが、新たに分かりました。 同居する家族は、「妊娠を知らなかった」と話しているということです。 名取市によりますと、渡辺被告は産婦人科を受診していなかったとみられ、母子手帳の交付は確認されていませんでした。 名取市保健センターでは妊娠や出産に関する相談を、022-382-2456で受け付けていて、「ためらうことなく相談してほしい」としています。 こうした相談窓口は、宮城県内各自治体に設置されています。