父の日に似顔絵をプレゼントしてくれた娘は、あの事故以来、話しかけてくれることはありません。 熊谷七海記者(12日・札幌西警察署) 「若本豊嗣容疑者の身柄が検察庁に送られます」 12日朝、送検された札幌市西区の若本豊嗣容疑者(52)。 去年11月28日から12月25日までの間、札幌や小樽市内を運転免許がないまま、複数回にわたり軽トラックを運転したとする道路交通法違反の疑いが持たれています。 若本容疑者は容疑を認めているということです。 この男は以前、女の子とその家族の「日常」を奪う、車の事故を起こしていました。 ■脱落したタイヤが4歳女児に直撃 意識不明のまま 鈴木皓太記者(2023年) 「女の子はあちらの歩道を歩いていたところ車のタイヤが外れ当たったということです」 2023年11月。札幌市西区の市道で、不正に改造された軽乗用車から左前のタイヤが外れ、歩道を歩いていた当時4歳の女の子に当たりました。 女の子は意識不明の重体に。 その車を運転していたのが、若本容疑者でした。 ■「車を運転する資格がない」裁判で話した嘘 事故の10分ほど前の映像には、若本容疑者が車を旋回させ、ときおり、左前のタイヤをのぞきこんでいます。なにか気になることがあったのでしょうか。 過失運転傷害と車を不正改造した罪に問われた若本容疑者。 裁判ではこんなことを口にしていました。 若本豊嗣容疑者(去年3月・札幌地裁) 「今後は免許を取るつもりはない、車を運転する資格がない。法律を軽視した自分のせいで、被害者と家族に多大なる迷惑をかけてしまい、本当に反省しています」 ■執行猶予判決も…無免許運転 そのワケは 札幌地裁は「今後自動車の運転をしないと誓うなど、自らの行動を反省する態度が認められる」などとして、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。 しかし、裁判から半年あまり。若本容疑者は執行猶予中にもかかわらずハンドルを握り、逮捕されたのです。 若本豊嗣容疑者の供述 「無免許運転なのはわかっていて悪いことだともわかっていたが運転した」