2021年に熱海市で発生した土石流災害で、起点となった土地の前の所有者の男が詐欺の疑いで逮捕・送検されました。 熱海土石流の遺族の1人は「土石流災害の真相がより明らかになってほしい」と話します。 詐欺の疑いで送検されたのは、神奈川県小田原市に住む会社役員の男(73)ら2人です。 警察によりますと、容疑者の男ら2人は2021年3月から4月にかけて、経営するライブハウスが閉店していたにもかかわらず、新型コロナ感染拡大防止の協力金を虚偽申請し、神奈川県から約160万円をだまし取った疑いが持たれています。 容疑者の男は、2021年7月に熱海市で起きた土石流災害の起点となった「盛り土」があった土地の前の所有者です。 ■刑事告訴の捜査過程で発覚、遺族は「真相解明」を願う 容疑者の男は、土石流災害の遺族らから殺人や業務上過失致死などの疑いで刑事告訴をされていて、今回の事件はその捜査の過程で発覚したということです。 熱海の土石流で母親を亡くし、容疑者の男の刑事告訴に関わっている瀬下雄史さんは「今回の逮捕が真相解明の大きな一歩になってほしい」とコメントしています。