19日夜、福岡市早良区の図書館で男女3人が刃物で襲われた事件で、逮捕された男は、最初に高齢の男性の腹部を刃物で刺したあと、女性と男性警備員を切りつけたことが、捜査関係者への取材で分かりました。 警察によりますと、19日午後8時前、福岡市早良区百道浜の福岡市総合図書館の1階で、男女3人が男に刃物で襲われました。 腹部を刺された高齢の男性が重傷、50歳の女性が首を、男性警備員が手を切りつけられました。 その後、通報で駆けつけた警察官が、警備員に取り押さえられていた男を確保し、女性への殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。 逮捕されたのは、福岡市早良区西新の無職、吉井辰夫容疑者(61)です。当初は「自称」と発表されていましたが、身元が確認できたということです。 警察の調べに対し「私がしたことに間違いありません」と話し、容疑を認めていて、ほかの2人を刺したり切りつけたりしたことについても認める供述をしています。 吉井容疑者は、ケガをした3人と面識はないと話しているということです。 吉井容疑者と同じマンションに住む人は。 ■マンション住人 「人に話しかけないような、おとなしい人。朝8時ごろ、出かけるときに何回か会ったことがある。作業服で出かける。」 捜査関係者への取材で、吉井容疑者は、図書館を利用していた高齢の男性を最初に刺し、その後、出入り口付近に移動して、女性と男性警備員を切りつけたことが新たに分かりました。 館内の防犯カメラの映像で特定したということです。 警察は当時、現場にいた人から話を聞くなどして事件の状況を確認するとともに、動機について調べを進めています。